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英検1級のライティング対策|要約と英作文の書き方

2026 8/11
英検対策
2026年3月11日2026年8月11日

英検1級は、大学上級程度のレベルとされ、英検の最高峰として位置づけられています。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて100分、そのあとにリスニング(約35分)があります。
2024年度第1回検定以降の現行形式では、ライティングは記述式が2題で、(1)英文要約と、(2)指定されたトピックについての意見の英作文です(英検公式の「1級の試験内容」および2024年度問題形式リニューアルの説明)。
英検公式のリニューアル資料では、1級は従来の意見論述(英作文)に加え、要約問題が新たに加わり、ライティングが1題から2題になったと説明されています。2023年度以前は英作文のみだったため、古い参考書や記事で「1級のライティングは英作文1題」と書かれている場合は、現行試験と食い違うので注意してください。
ここでは、ライティングだけにしぼり、試験で何が求められるかと、練習の進め方をわかりやすくまとめました。

目次

1級ライティングの全体像(公式)

英検公式の「1級の試験内容」では、ライティングは次のように説明されています。

  • 英文要約 … 文章の内容を英語で要約する(1問・記述式)。問題文の種類の例として説明文などとあります。
  • 英作文 … 指定されたトピックについての意見を英語で論述する(1問・記述式)。問題文の種類の例としてトピックなどとあります。

一次試験全体の「主な場面・題材」では、話題の例として社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治などが挙げられています。
リーディングの大問の解き方・時間の考え方は、英検1級のリーディング対策の記事とあわせて読むと整理しやすいです。
2024年度のリニューアルでは、リーディングの設問が削減され、1級は35問になっていますが、短文の語句空所が22問と多く、語彙対策の負荷は依然として高いです。
リーディングとライティングのあいだに時間の区切りはないので、自分で配分します。過去問・模試では必ず100分で練習し、ライティングに何分使えたかを記録しておくと改善しやすくなります。

準1級・2級とのちがい(ライティング)

準1級とのちがい

準1級も、現行形式ではライティングは英文要約1題と英作文1題です。課題の型は同じです。
ちがうのは、1級はリーディングとライティングがあわせて100分でリーディングが35問、準1級は90分・31問であること、そして文章・トピックの難易度と抽象度です。1級では、より高度な語彙と読解力が前提となり、本番でライティングに回せる時間を確保しにくい受験者も少なくありません。

2級とのちがい

2級も要約1題と英作文1題ですが、一次筆試は85分で、リーディングは31問です。1級は100分・35問のため、1分あたりの処理量と長文・語彙の負荷が一段上がります。ライティングでは、指示される語数や内容の深さも級に応じて変わるため、毎回の問題の英文指示を最優先してください。

英文要約の対策

要約は、与えられた英文の内容を、指定された長さや条件の範囲で英語にまとめる問題です。
評価のイメージや書き方の参考として、2024年度の問題形式リニューアル紹介ページにある1級の Writing「要約問題」(出題例・解答例・評価観点)が公式に示されています。
練習のポイントは次のとおりです。

  • その回の問題の英文指示(語数・文の数・書くべき内容)を最優先する。
  • 本文を段落ごとに要約メモ(日本語でも可)してから、指定語数に合わせて英文にする。
  • 筆者の主張・論点・事実関係を中心にまとめ、自分の意見を要約に混ぜない(意見は英作文のパートで問われます)。
  • 長いフレーズのコピーではなく、言い換えでつなぐ。因果・対比・例示がわかるよう接続詞を使う。

1級のリーディングでは500語~800語程度の長文に触れる機会が多いです(教材・対策記事でよく用いられる目安)。要約の原文も級に応じて長く難しくなりがちなので、時間を測った要約練習を積むことが重要です。

英作文の採点の考え方(公式)

英検公式の「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)」は、1級の英作文についてもそのまま当てはまる説明です。
採点は次のような観点で考えられます(公式ページの要約)。

  • 内容 … 課題が求める内容、すなわち意見と、それに沿った理由が書けているか。理由には、可能なら説得力のある説明や具体を添えることが勧められています。
  • 構成 … 接続詞などで、情報の流れがわかりやすく論理的か。
  • 語彙 … 課題に合う語を正しく使えているか。同じ語や表現の繰り返しを減らし、文脈に合う表現を選ぶことが示されています。
  • 文法 … 文の形に変化をつけて正しく使えているか。

同じページでは、解答例をもとに、TOPICに示された問いに答えていない・まったく関係のない内容だとすべての観点で0点になることがあること、意見と矛盾する理由、理由の説明不足、関係のない文の混入が減点につながりうることなどが説明されています。
英語以外の語を使う場合は、知らない人にもわかるよう説明を添える必要がある、という例も示されています。

時間の使い方の目安

100分のうち、多くの対策ではリーディングに約55~60分、ライティングに約40分前後という配分が目安として紹介されます。
2024年以降は要約と英作文の2題があるため、英作文に時間を厚く取りすぎると要約が未完になりやすく、逆も同様です。先に英作文を仕上げる、要約から入るなど、自分に合う順番を過去問で試してください。
ライティング内の要約と英作文の配分に公式の決まりはないため、模試で何分使ったかを記録し、調整するのが確実です。

日々の練習の進め方

要約

  • 公式の1級・要約の例(リニューアルページ)と1級の過去問(2024年度第1回以降)を使い、指示どおりに書く練習をくり返す。
  • 説明文・評論調の英文を用意し、語数指定つき要約を週数回行う(リーディングの長文対策と連動)。

英作文

  • 社会・文化・科学・政治・ビジネスなど、抽象度の高いテーマについて、意見+理由(説明・具体)を時間を測って書く。
  • 公式採点ページの注意例と自分の作文を比較し、TOPICから外れていないか確認する。

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まとめ

英検1級のライティングは、英文要約と指定トピックについての意見の英作文の2題です(現行形式)。
一次試験はリーディングと合わせて100分なので、要約と英作文の両方に時間を残す練習が合格に直結しやすいです。
要約は問題の指示と公式の1級・要約の例に沿って要点をまとめ、英作文は公式の採点ページに沿って、TOPICに答える意見と理由、接続詞、語彙と文のバリエーションを意識しましょう。


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この記事の執筆・監修

森山 卓のアバター 森山 卓 アプリ開発・監修

株式会社ライトアップにてオンライン英会話・英検対策事業に15年以上携わる。オンライン英会話「ワールドトーク」の運営や、桐原書店との「KIRIHARA Online Academy」の立ち上げなど、英検対策のサービス運営・学校向け教育支援に携わってきた。

現在は、これまでの英検対策の知見をもとに、英検対策アプリ「AiKen」の開発にも取り組んでいる。

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