英検1級は、大学上級程度のレベルで、英検の最高峰として位置づけられています。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて100分、そのあとにリスニング(約35分)があります。
ライティングは英文要約と英作文の2題です。
ここではリスニングにしぼり、出題形式と準1級とのちがい、対策・勉強法をまとめました。
公式の「1級の試験内容」もあわせてご確認ください。
1級リスニングの形式(公式)
リスニングは27問・約35分で、次の4つの大問です。
会話の応答文選択はありません。
どの大問も英語は1回放送です。選択肢は原則として問題用紙に印刷された4択です(本番の用紙でお確かめください)。
大問1:会話の内容一致選択(10問・1回放送)
会話を聞き、内容に関する質問に答えます。
大問2:文の内容一致選択(10問・1回放送)
パッセージを聞き、内容の質問に答えます。
公式では問題文の種類として説明文などとされています。
大問3:Real-Life形式の内容一致選択(5問・1回放送)
Real-Life形式の放送を聞き、質問に答えます。
問題文の種類はアナウンスなどです。駅・空港・施設案内のような実生活に近い英語を想定した対策が役立ちます。
大問4:インタビューの内容一致選択(2問・1回放送)
インタビューを聞き、内容の質問に答えます。
問題数は2問だけですが、1級だけの形式なので、過去問で慣れておくと安心です。
準1級のリスニングとのちがい
準1級も1級も、応答問題はなく、内容を聞いて選ぶ形式が中心で、Real-Life形式が5問入ります。
主なちがいは次のとおりです。
- 会話・パッセージの問数:準1級は会話12・文12。1級は会話10・文10。
- インタビュー:準1級にはありません。1級には2問あります。
- 合計と時間:準1級は29問・約30分。1級は27問・約35分。問数は1級の方が少ないですが、試験時間は長めです。
- レベル:準1級は大学中級程度、1級は大学上級程度。聞く力は社会性の高い幅広い内容まで求められます。
どんな場面・話題が出るか
場面は、家庭・学校・職場・地域・電話・アナウンス・講義などです。
話題は、社会生活一般・芸術・文化・歴史・教育・科学・環境・医療・テクノロジー・ビジネス・政治など、幅広い分野が公式に挙げられています。
英字メディア・ポッドキャスト・大学公開講座など、やや密度の高い音声に毎日触れるとよいです。
大問別の対策のコツ
大問1(会話)
質問と選択肢を先に読むのは他級と同じです。
複数話者の立場の対立・合意、比喩や婉曲表現、専門用語の定義が会話に入りやすいです。
「誰が最終的に何を主張しているか」を押さえる練習をしましょう。
大問2(パッセージ)
論説・評論に近い話し方が想定されます。
主張→理由→反論→結論の枠で聞き取り、設問が主旨・詳細・推論のどれかを意識します。
語彙量が大きいので、1級帯の単語を音で認識できるようにしておくことが前提になります。
大問3(Real-Life)
準1級と同じく5問です。
時刻・場所・変更・注意事項など、短い情報を正確に拾う練習を、過去問と教材で重ねましょう。
大問4(インタビュー)
質問の意図と答えの核心を対応づけます。
インタビュアーのフォロー質問で、話が深まるパターンもあります。
Podcastのインタビュー番組などで、QとAの対応に慣れておくとよいです。
2問なので、形式が初めてでも過去問で流れを体に入れることが重要です。
100分のあとのリスニングに備える
1級の一次試験は、準1級の90分より筆記が10分長い100分です。
要約と英作文のあと、約35分のリスニングに入るため、模試や通し練習で集中の持続を鍛えるとよいです。
日々の勉強法
4つの大問を漏れなく練習する
会話・パッセージに時間を取られがちですが、インタビュー2問とReal-Life 5問を軽視すると損をしやすいです。
週単位で、大問ごとの演習をローテーションするとバランスが取れます。
1回放送に慣れる
すべて1回だけです。再生を繰り返さない条件で解く練習を続けましょう。
大学上級の語彙とリスニング速度
読める単語が聞けないままだと点になりません。
単語帳の音声、ニュース、解説動画などでインプット速度を上げます。
何を使って勉強するか
リスニングの土台は語彙と文法です。
単語帳(でる順パス単など)、過去問題集、試験全体の流れをつかむ教本を組み合わせるのが一般的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで覚えたか確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で集中的に復習したりできるので、リスニングの土台づくりや実力チェックに活用できます。
聞く・話すの練習としてオンライン英会話を使う方もいます。
KIRIHARA Online Academyは準1級・準2級の一次試験(筆記)対策に特化したオンライン講座です。
ワールドトークは1級を含む各級で英検対策レッスンを提供しています。
必須ではありませんが、総合的に英語に触れたい場合の選択肢のひとつです。
形式のイメージがつかむサンプル(例題)
※ 本番の問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問2のイメージ
話し手が、ある政策の賛否について論じ、賛成派と反対派の主な論点を紹介する。質問は「What does the speaker identify as the main concern of critics?」のように論点の整理を問う。
解説:on the other hand, critics argue など反対側の入り口を聞き取る。
大問4(インタビュー)のイメージ
研究者に、最新の研究の意義と限界について質問が続く。質問は「What does the interviewee say about future research?」のようにインタビュイーの発言を問う。
解説:What we need next is ~ のような今後の展望の表現に注意する。
まとめ
英検1級のリスニングは、会話の内容一致(10問)・文の内容一致(10問)・Real-Life形式(5問)・インタビュー(2問)の27問、約35分です。
すべて1回放送で、準1級にはないインタビュー2問が特徴です。
大学上級レベルの語彙と論証の聴解に加え、アナウンスとインタビューの形式に慣れることが合格への近道になります。
1級のリスニング対策を続けるには、過去問を約35分で通す練習が効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(要約・英作文)の練習も続けやすくなります。
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