英検準1級は、大学中級程度のレベルで、社会生活で求められる英語を十分に理解し、使えることが求められます。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて90分、そのあとにリスニング(約30分)があります。
ライティングは英文要約と英作文の2題です。
ここではリスニングにしぼり、出題形式と2級とのちがい、対策・勉強法をまとめました。
公式の「準1級の試験内容」もあわせてご確認ください。
準1級リスニングの形式(公式)
リスニングは29問・約30分で、次の3つの大問です。
会話の応答文選択はありません。
どの大問も英語は1回放送です。
大問1:会話の内容一致選択(12問・1回放送)
会話を聞き、内容に関する質問に答えます。
選択肢は4つで、問題用紙に印刷されています。
大問2:文の内容一致選択(12問・1回放送)
パッセージを聞き、内容の質問に答えます。
公式では問題文の種類として説明文などとされています。
選択肢は印刷された4択です(本番の用紙でお確かめください)。
大問3:Real-Life形式の内容一致選択(5問・1回放送)
Real-Life形式の英語を聞き、内容の質問に答えます。
公式では問題文の種類としてアナウンスなどとされています。
駅・空港・施設の案内、店頭や公共の場で聞きそうな実生活に近い放送を想定した対策が役立つことが多いです。
こちらも1回放送です。
2級のリスニングとのちがい
2級も準1級も、応答問題はなく、内容を聞いて選ぶ形式が中心です。
ちがいは次のとおりです。
- 問題数:2級は会話15+文15の30問・約25分。準1級は会話12問+文12問+Real-Life 5問の29問・約30分。
- Real-Life形式:2級にはありません。準1級(と1級)で5問入ります。
- レベル:2級は高校卒業程度、準1級は大学中級程度。聞く力は社会性の高い内容まで求められます。
どんな場面・話題が出るか
場面は、家庭・学校・職場・地域・電話・アナウンスに加え、公式では講義なども挙げられています。
話題は、社会生活一般・芸術・文化・歴史・教育・科学・環境・医療・テクノロジー・ビジネスに加え、政治なども含まれます。
英字新聞・ニュース番組・解説番組の音声に、毎日少し触れると世界観に慣れやすいです。
大問別の対策のコツ
大問1(会話の内容一致)
質問と選択肢を先に読むのは2級と同じです。
準1級では、話題がより抽象的だったり、話者の態度や含意を問う設問が出やすいことがあります。
譲歩・反論・結論のまとめがどこで言われたかを意識して聞きましょう。
大問2(文の内容一致)
説明や論説に近いパッセージが想定されます。
主張・理由・例・対比の関係を、聞きながら頭の中で整理する練習をします。
選択肢は言い換えが多いので、キーワードの同義表現に慣れておくとよいです。
大問3(Real-Life形式)
アナウンス系では、時刻・番号・場所・変更・注意など、短い情報が続きます。
設問と選択肢を先に読み、「何をメモすべきか」を決めてから聞くと取りこぼしが減ります。
過去問や教材のアナウンス専門の練習を繰り返すと形式に慣れます。
90分のあとのリスニングに備える
準1級の一次試験は90分の筆記のあと、約30分のリスニングです。
要約と英作文で頭を使ったあと、いきなり29問の聴解に入るため、模試や通し練習で体力と切り替えに慣れておくと安心です。
日々の勉強法
3つの大問をバランスよく練習する
会話・パッセージは2級対策と重なりますが、Real-Lifeだけ弱いと5問で差がつきます。
毎週、Real-Life形式に近い音声を短時間でも必ず入れるとよいです。
「1回だけ」で聞く練習
すべて1回放送です。再生を繰り返さない条件で解く日をつくりましょう。
大学中級の語彙と時事
単語帳に加え、ニュースでよく出る語を聞いて覚えると、準1級の幅に合います。
何を使って勉強するか
リスニングの土台は語彙と文法です。
単語帳(でる順パス単など)、過去問題集、試験全体の流れをつかむ教本を組み合わせるのが一般的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで覚えたか確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で集中的に復習したりできるので、リスニングの土台づくりや実力チェックに活用できます。
聞く・話すの練習としてオンライン英会話を使う方もいます。
KIRIHARA Online Academyは準1級・準2級の一次試験(筆記)対策に特化したオンライン講座です。
ワールドトークは準1級を含む各級で英検対策レッスンを提供しています。
必須ではありませんが、総合的に英語に触れたい場合の選択肢のひとつです。
形式のイメージがつかむサンプル(例題)
※ 本番の問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問1のイメージ
二人が教育政策について議論する。質問は「What point do both speakers agree on?」のように一致点を問う。
解説:選択肢を先に読み、I agree, That’s true, but など応答のクセから立場を追う。
大問2のイメージ
短い講義風の話で、ある研究の結果と限界が述べられる。質問は「What does the speaker say is a limitation of the study?」のように詳細を問う。
解説:however, limitation, challenge など転換のあとに注意する。
大問3(Real-Life)のイメージ
空港の搭乗口変更のアナウンス。質問は「Which gate should passengers go to now?」のように変更後の事実を問う。
解説:now, changed, instead など変更を示す語に反応する。
まとめ
英検準1級のリスニングは、会話の内容一致(12問)・文の内容一致(12問)・Real-Life形式(5問)の29問、約30分です。
すべて1回放送で、2級にはないReal-Life 5問が特徴です。
大学中級レベルの語彙と、講義・論説調の聴解、実生活型のアナウンス聴解の三つをバランスよく練習すると対策しやすくなります。
準1級のリスニング対策を続けるには、過去問を本番の30分に合わせて解くことが効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(要約・英作文)の練習も続けやすくなります。
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