英検準2級の一次試験では、リーディングとライティングがあわせて80分です。
そのあとにリスニング(約25分)があります。
ライティングは記述式が2題で、(1)相手のメールへの返信(Eメール)と、(2)質問に対する意見の英作文です。
2024年度の問題形式リニューアルから、準2級にはEメールが加わり、ライティングは英作文のみの1題から、Eメールと英作文の2題になりました。あわせて一次試験の筆記時間も75分から80分に延びています。
ここでは、ライティングだけにしぼり、試験で何を書けばよいかと練習の進め方をわかりやすくまとめました。
準2級ライティングの全体像
公式の「準2級の試験内容」では、ライティングは次のように説明されています。
- Eメール … 返信メールを英文で書く(1問・記述式)
- 英作文 … 質問に対する意見を英語で論述する(1問・記述式)
レベルは高校中級程度で、3級と同じくEメールと英作文の2題ですが、一次の筆記は80分あり、リーディングには長文の語句空所補充なども含まれるため、全体として読む量・考える量が増えます。
リーディングの大問の解き方・時間の考え方は、英検準2級のリーディング対策の記事とあわせて読むと整理しやすいです。
リーディングとライティングの間に時間の区切りはないので、自分で配分する必要があります。
過去問・模試では必ず80分で練習し、ライティングに何分使えたかを記録しておくと改善しやすくなります。
英作文(意見を書く問題)の採点の考え方
英検公式の「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(準2級)」では、英作文が4つの観点で評価されると説明されています。
それぞれ0点から4点で、合計の満点は16点です(英検CSEスコア換算の満点は600と記載されています)。
4つの観点(公式の要約)
- 内容 … 課題が求める内容、すなわち自分の意見と、それに沿った理由が2つが書けているか。理由は、単語だけで終わらせず、なぜそう言えるかの説明や具体があると説得力が増す、とされています。
- 構成 … 文のつながりがわかりやすく、接続詞などで流れが示せているか。意見や理由と関係のない情報は、文章の流れを乱しやすいので注意、とあります。
- 語彙 … 課題に合う語を、綴りと意味が正しく使えているか。英語以外の言葉を使う場合は、知らない人にもわかるよう説明を添える必要があります。
- 文法 … 文の形に変化をつけて正しく使えているか。同じパターンの文の繰り返しになりすぎないこと、文として完結した形で書くことが求められます。公式では、
So much fun.やBecause it is fun.のように、ひとつだけでは不完全に見える文に注意するよう示されています。
語数は、回によって問題文の指示で示されます。その回の英文の条件を必ず確認してください。
準2級で特に意識したい点(公式の解答例から)
- 質問に答えていない、またはまったく関係のない内容だと、すべての観点で0点になることがあります。
- 最初に述べた意見と矛盾する理由を書くと、理由として数えられず減点になります。Yes / No で答える問題では、Yes と答えたなら Yes を支える理由だけを書きます。
- 「AとBどちらがよいか」のような質問では、どちらか一方を選び、その選択を支える理由を2つ書きます。AとBに理由を1つずつ書いても「理由2つ」とはみなされません。
- 「私は~」「私の友達は~」など、個人の経験や身近な人の話だけで理由を組み立てると、説得力に欠けると判断され減点になりうる、と解説されています。個人のことは、一般に言える理由のあとに For example で補足する形にするとよい、という例も示されています。
- 「友達ができる」「学べる」など、理由のキーワードだけで、説明や具体例がないと減点になりうる、という例があります。
- 本文の途中に、質問と関係のない内容が入ると、構成の観点で減点の対象になりうる、とあります。
解答用紙は機械処理されるため、消し残しや、1とl(エル)・2とZなどの紛らわしい字、薄い字に注意が求められています(公式の注意事項)。
Eメール(返信メール)の対策
Eメール問題は、2024年度のリニューアルで準2級に加わった形式です。
英作文用の採点ページとは別に、Eメールだけの「採点観点」ページをすぐに見つけにくい場合もありますが、2024年度のリニューアル紹介ページから、準2級のEメールの出題例・解答例・評価観点を確認できる導線があります。
練習の基本は次のとおりです。
- その回の問題の指示(語数、必ず書く内容、相手への伝え方など)を確認する。
- 相手のメールにある質問や依頼に、取りこぼしなく答える。
- 挨拶・結びなど、メールらしい型を過去問や教材の解答例から自分用に短くまとめる。
- 2024年度第1回以降の公式過去問を繰り返し、時間を測って書く。
3級のライティングとの違い(ざっくり)
どちらもEメール+英作文の2題ですが、準2級は一次筆記が80分で、英作文の採点説明では理由の深さや文のバリエーション、個人の経験だけに頼らない理由づけなどが、より強く意識される内容になっています。
またリーディングに長文の語句空所があり、読む時間も取られやすいので、ライティング用の時間を確保する工夫が合格に効きやすくなります。
時間の使い方の目安
80分のうち、多くの受験対策でリーディングに約35~40分、ライティングに約35~40分という配分が紹介されています。
長文で悩みすぎるとライティングが薄くなりがちなので、ライティングから先に手をつける順番も選択肢のひとつです。
英作文は、本番で日本語で「意見1・理由2(一般論)」のメモをしてから英文にすると、迷いが減りやすいです。
日々の練習の進め方
英作文
- 話題を変えて、意見1つ+理由2つを書く練習を続ける。理由は「多くの人に当てはまりそうな文」から書き、必要なら For example で自分の例を1文足す。
- 書いたあと、接続詞で関係が見えるか、文の長さ・始まり方に変化があるか、Because だけの文や断片だけの文が残っていないかをチェックする。
- 公式の採点ページの解答例と解説を読み、自分の作文と比較する。
Eメール
- リニューアル資料の例と過去問で、「指示どおりに答えたか」を毎回確認する。
- 語彙・文法は、準2級の単語・リーディング対策とあわせて固めると、ライティングにも効きます。
何を使って勉強するか
ライティング対策には、英検の過去問題集と、必要に応じて高校基礎~準2級レベルの文法・作文の参考書がよく使われます。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、級に合わせた問題やAIによる作文の添削で、Eメール・英作文の練習を続けやすくできます。
単語帳・過去問とあわせて、書く量を増やす用途に使ってみてください。
まとめ
英検準2級のライティングは、Eメール返信と意見の英作文の2題です。
一次試験はリーディングと合わせて80分なので、本番さながらの時間設定で練習し、ライティングに十分な時間を残すことが重要です。
英作文は公式の採点説明どおり、意見を1つに絞り、理由を2つ、理由には説明や具体を、個人の話は補足の例として使うとよい、とされています。文の形に変化をつけ、完全な文で書くことも意識しましょう。
Eメールは問題の指示と相手の文面にすべて応えることと、公式の例・過去問で形式に慣れることが近道です。
準2級は入試活用や共通テスト対策の文脈でも取り上げられる級です。リーディング・ライティング・リスニング・面接を、パーツごとに対策すると取り組みやすくなります。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(Eメール・英作文)の練習も続けやすくなります。
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