英検準1級は、大学中級程度のレベルとされ、入試・単位認定・教員採用・留学などで活用される級です。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて90分、そのあとにリスニング(約30分)があります。
ライティングは記述式が2題で、(1)英文要約と、(2)指定されたトピックについての意見の英作文です(英検公式の「準1級の試験内容」)。
2024年度の問題形式リニューアルでは、準1級のライティングは試験時間・出題数ともに変更なし(90分のまま)と公式に示されています。あわせて、準1級の要約問題の出題例・解答例・評価観点がリニューアルサイトで公開されています。
ここでは、ライティングだけにしぼり、試験で何が求められるかと、練習の進め方をわかりやすくまとめました。
準1級ライティングの全体像(公式)
英検公式の「準1級の試験内容」では、ライティングは次のように説明されています。
- 英文要約 … 文章の内容を英語で要約する(1問・記述式)。問題文の種類の例として説明文などとあります。
- 英作文 … 指定されたトピックについての意見を英語で論述する(1問・記述式)。問題文の種類の例としてトピックなどとあります。
一次試験全体の「主な場面・題材」では、話題の例として社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治などが挙げられています。
リーディングの大問の解き方・時間の考え方は、英検準1級のリーディング対策の記事とあわせて読むと整理しやすいです。
リーディングとライティングのあいだに時間の区切りはないので、自分で配分します。過去問・模試では必ず90分で練習し、ライティングに何分使えたかを記録しておくと改善しやすくなります。
2級・1級とのちがい(ライティング)
2級とのちがい
現行の英検では、2級のライティングも英文要約1題と英作文1題です。準1級と課題の型は同じです。
ちがうのは主に一次筆試の総時間とリーディングの負荷です。準1級はリーディングとライティングがあわせて90分、2級は85分です。準1級は語彙・長文の難度が上がるため、本番でライティングに残せる時間は人によって差が出やすく、時間管理の練習がより重要になります。
1級とのちがい
1級のライティングも、試験内容の表では英文要約と英作文(意見論述)の2題です。2024年度のリニューアルでは、1級は英作文に加え要約が明確に位置づけられる変更があり、ライティングを含む筆記は100分となっています。
準1級は90分で、リーディングの設問数も1級より少ないため、合格戦略としてはリーディングで得点の土台をつくり、ライティングで失点を抑えるバランスが取りやすい級、というイメージで組み立てる受験者も多いです。
英文要約の対策
要約は、与えられた英文の内容を、指定された長さや条件の範囲で英語にまとめる問題です。
評価のイメージや書き方の参考として、2024年度の問題形式リニューアル紹介ページにある準1級の Writing「要約問題」(出題例・解答例・評価観点)が公式に示されています。
練習のポイントは次のとおりです。
- その回の問題の英文指示(語数・文の数・書くべき内容)を最優先する。
- 本文を段落ごとに要約メモ(日本語でも可)してから、指定語数に合わせて英文にする。
- 筆者の主張・事実関係を中心にまとめ、自分の意見を要約に混ぜない(意見は英作文のパートで問われます)。
- 長いフレーズのコピーではなく、言い換えでつなぐ。因果・対比・例示がわかるよう接続詞を使う。
英作文の採点の考え方(公式)
英検公式の「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)」は、準1級の英作文についてもそのまま当てはまる説明です。
採点は次のような観点で考えられます(公式ページの要約)。
- 内容 … 課題が求める内容、すなわち意見と、それに沿った理由が書けているか。理由には、可能なら説得力のある説明や具体を添えることが勧められています。
- 構成 … 接続詞などで、情報の流れがわかりやすく論理的か。
- 語彙 … 課題に合う語を正しく使えているか。同じ語や表現の繰り返しを減らし、文脈に合う表現を選ぶことが示されています。
- 文法 … 文の形に変化をつけて正しく使えているか。
同じページでは、解答例をもとに、TOPICに示された問いに答えていない・まったく関係のない内容だとすべての観点で0点になることがあること、意見と矛盾する理由、理由の説明不足、関係のない文の混入が減点につながりうることなどが説明されています。
英語以外の語を使う場合は、知らない人にもわかるよう説明を添える必要がある、という例も示されています。
時間の使い方の目安
90分のうち、多くの対策ではリーディングに約50分前後、ライティングに約30~40分という配分が目安として紹介されます。
準1級は長文の読み込みに時間がかかりやすいので、リーディングで悩みすぎると要約・英作文が未完になりがちです。先に英作文を仕上げる、要約から入るなど、自分に合う順番を過去問で試してください。
ライティング内の要約と英作文の配分に公式の決まりはないため、模試で何分使ったかを記録し、調整するのが確実です。
日々の練習の進め方
要約
- 公式の準1級・要約の例(リニューアルページ)と準1級の過去問を使い、指示どおりに書く練習をくり返す。
- 説明文・評論調の英文を用意し、語数指定つき要約を週数回行う(リーディング対策の長文とも連動)。
英作文
- 社会的・学術的な関心を要する話題について、意見+理由(説明・具体)を時間を測って書く。
- 公式採点ページの注意例と自分の作文を比較し、TOPICから外れていないか確認する。
何を使って勉強するか
ライティング対策には、英検準1級の過去問題集と、要約・論述の書き方がまとまった参考書がよく使われます。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、級に合わせた問題やAIによる作文の添削で、要約・英作文の練習を続けやすくできます。
単語帳・過去問とあわせて、書く量を増やす用途に使ってみてください。
まとめ
英検準1級のライティングは、英文要約と指定トピックについての意見の英作文の2題です。
一次試験はリーディングと合わせて90分なので、要約と英作文の両方に時間を残す練習が合格に直結しやすいです。
要約は問題の指示と公式の準1級・要約の例に沿って要点をまとめ、英作文は公式の採点ページに沿って、TOPICに答える意見と理由、接続詞、語彙と文のバリエーションを意識しましょう。
準1級は入試や資格活用の幅が広い級のため、リーディング・ライティング・リスニング・面接をパーツごとに対策すると取り組みやすくなります。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(要約・英作文)の練習も続けやすくなります。
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