英検1級は、大学上級程度のレベルで、英検の最高峰として位置づけられています。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて100分、そのあとにリスニング(約35分)があります。
1級のライティングは英文要約と英作文(意見論述)の2題で、準1級と同様です。
ここでは、1級のリーディングにしぼり、出題形式と大問別の解き方・勉強法をまとめました。
対策の参考にしてください。
1級 リーディングの形式
リーディングは35問で、次の3つの大問で構成されています。
2024年度より、リーディングは41問から35問に変更され、大問1(短文の語句空所補充)から3問、大問3(長文の内容一致選択)から3問が削減されました。
1級は短文の語句空所が22問と問数が多く、語彙・語法の対策が合格の鍵になります。
100分のうちリーディングに約55~60分、ライティング(要約+英作文)に約40分をあてるという時間配分の目安がよく使われます。
詳しい出題形式と過去問は、英検公式サイトの「1級の過去問・試験内容」で最新を確認してください。
大問1:短文の語句空所補充(22問)
短文・会話文の( )に、文脈に合う語句を4つの選択肢から選ぶ問題です。
1級レベルの語彙・語法が集中的に問われ、準1級より難度の高い単語・熟語が出題されます。
社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など、社会性の高い幅広い分野の表現が含まれ、専門性・抽象度の高い語も出ます。
大問1の対策がリーディング全体の得点に直結するため、単語帳と過去問での学習が必須です。
大問2:長文の語句空所補充(6問)
説明文・評論文の長文の空所に、文脈に合う語句を4つの選択肢から選ぶ問題です。
つなぎ言葉(ディスコースマーカー)(However, Therefore, For example, In contrast など)や、文脈に合う動詞・名詞が問われることが多いです。
段落の論理の流れを読んで選ぶ力が求められ、準1級より長く専門的な題材の英文が出ます。
大問3:長文の内容一致選択(7問)
長文を読んで、内容に関する質問に答えます。
500語~800語程度の長文が題材となることが多く、概要・要点・詳細を押さえる力と、時間内に読み切る力が問われます。
歴史、社会問題、環境、生物など、多岐にわたるテーマの長文に慣れておくことが大切です。
大問別の解き方・コツ
大問1(短文の語句空所補充)の解き方
まず英文を読んで、大意をつかむようにしましょう。
選択肢のうち「文脈に明らかに合わない」ものを消去し、残りから選びます。
語彙・語法の知識が問われるため、難しく考えずテンポよく解くことが大切です。
22問と問数が多いため、1問に時間をかけすぎず、約10分前後で解くという目安を参考にしてください。
分からない問題は飛ばして先に進み、ライティング(要約・英作文)に十分な時間を残すことが合格につながります。
大問2(長文の語句空所補充)の解き方
タイトルを読んで内容をイメージしてから、本文を上から順に読みましょう。
空所の前後の英文から論理展開を掴むことが最大の手がかりです。
つなぎ言葉が問われている場合は、前の文と後ろの文の論理関係(順接・逆接など)を押さえると選びやすくなります。
説明文・評論文の構成(導入・展開・結論)を意識して読むと、論理の流れが追いやすくなります。
目安は約15~20分程度です。
大問3(長文の内容一致)の解き方
設問を先に読んでから本文を読むと、何を探せばよいかがわかり効率的です。
設問で聞かれているキーワードを本文で探し、その前後を読んで解答します。
正解の根拠となる本文箇所を確認してから選ぶと、ミスを減らせます。
段落の冒頭や結論に要点が書かれていることが多いので、そこに注目すると内容を把握しやすくなります。
長文が長いため、精読(正確に解釈して読み下す)を心がけましょう。
目安は約25~30分程度です。
リーディングの勉強法
単語・語法を固める(最優先)
大問1で得点するには、1級レベルの語彙・語法が土台になります。
1級の語彙問題は難度が高く、対策が合格の鍵といわれています。
1級用の単語帳(でる順パス単など)を複数周し、単語は文脈や例文とセットで覚えると、空所補充で使いやすくなります。
過去問の出題語を押さえ、語源・イメージと結びつけて覚えると定着しやすくなります。
毎日継続して語彙学習に取り組みましょう。
長文の語句空所(大問2)に慣れる
大問2ではつなぎ言葉(ディスコースマーカー)の意味と使い方をしっかり押さえることが重要です。
However(しかし)、Therefore(したがって)、For example(例えば)、In contrast(対照的に)など、前後の論理関係を表す語を、例文と一緒に覚えましょう。
長文を段落ごとに要約する練習をすると、論理の流れを追う力がつき、空所に何が入るかの判断がしやすくなります。
説明文・評論文に、過去問で慣れておきましょう。
長文の内容一致(大問3)は設問先読みと精読
大問3では、設問を先に読む→キーワードを本文で探す→根拠箇所を確認して選ぶ習慣をつけると、時間内に解きやすくなります。
500語~800語程度の長文に慣れるため、過去問で読めない部分を特定し、文法・語彙の欠落を補う精読の練習が有効です。
歴史・社会問題・環境・生物など、多様なテーマの英文に触れておきましょう。
過去問で時間配分に慣れる
100分でリーディング+ライティングを解く練習をし、自分なりの時間配分をつかんでおきましょう。
リーディングでわからない問題に時間をかけすぎず、ライティング(要約+英作文)に約40分を残すことが合格につながります。
公式サイトの過去問で、2024年度以降の形式に慣れておくことが大切です。
何を使って勉強するか
リーディング対策の教材としては、単語帳(でる順パス単など)と過去問題集が代表的です。
1級は語彙の負荷が特に大きいため、単語帳を複数周し、過去問の出題語を押さえることが重要です。
試験の流れを把握したいときは、教本(英検の概要を掴める教材)を1冊用意すると安心です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、実際の英検で出る単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
リーディングの実力チェックや、くり返しの反復トレーニングに使えるので、単語帳・過去問とあわせて活用してみてください。
まとめ
1級のリーディングは、短文の語句空所補充(22問)・長文の語句空所補充(6問)・長文の内容一致選択(7問)の3形式・合計35問です。
一次試験はリーディングとライティングが合わせて100分で、ライティングは要約1題+英作文1題の2題です。
準1級との違いは、短文が22問で語彙問題の比重が大きいこと、長文が500語~800語程度と長いこと、語彙・題材の専門性がさらに高いことです。
勉強のポイントは、1級レベルの単語・語法を最優先で固めること、長文の語句空所ではつなぎ言葉と論理関係を意識し、タイトルでテーマを把握すること、長文の内容一致は設問先読み・精読で根拠を確認して選ぶこと、過去問で100分の時間配分に慣れることです。
2024年度より出題形式が変更されているため、公式サイトで最新の形式と過去問を確認しながら、対策を進めましょう。
1級のリーディング対策を続けるには、単語の復習と長文・過去問演習を毎日少しずつできると効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(要約・英作文)の練習も続けやすくなります。
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