英検準2級プラスは、2025年度第1回より新設された級で、準2級と2級の間に位置します。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて85分、そのあとにリスニング(約25分)があります。
ここではリスニングにしぼり、出題形式と準2級とのちがい、レベル感、対策・勉強法をわかりやすくまとめました。
公式の「準2級プラスの試験内容」もあわせてご確認ください。
準2級プラスリスニングの形式(公式)
リスニングは30問・約25分ですが、大問は2つだけです。
会話の応答文選択(最後の一文に続く返事を選ぶ問題)は出ません。
出るのは次の2形式だけで、どちらも英語は1回放送です。
大問1:会話の内容一致選択(15問・1回放送)
会話を聞き、内容に関する質問に答えます。
問題数は15問。選択肢は4つで、問題用紙に印刷されています。
大問2:文の内容一致選択(15問・1回放送)
パッセージ(公式では問題文の種類として物語文・説明文)を聞き、内容の質問に答えます。
こちらも15問、1回放送です。
選択肢は印刷された4択です(本番の用紙でお確かめください)。
準2級のリスニングとのちがい
準2級も30問・約25分ですが、大問の組み合わせがまったく違います。
- 準2級:応答文選択10問(1回)+会話の内容一致10問(1回)+文の内容一致10問(1回)。
- 準2級プラス:応答問題なし。会話の内容一致15問+文の内容一致15問。
つまり準2級プラスでは、イラスト付き応答や3択を音声で聞く問題は出ません。
かわりに、会話の聴解が5問多く、パッセージの聴解も5問多くなります。
「返事の型」よりも、長い会話や話し手の説明を聞き取り、事実や要点を選ぶ力が中心になります。
どんな場面・話題が出るか
場面は、家庭・学校・職場・地域・電話・アナウンスなどです。
話題は、学校・仕事・趣味・旅行・買い物・スポーツ・映画・音楽・食事・天気・道案内・海外の文化・歴史・教育・科学・自然・環境・テクノロジー・人物紹介などが公式に挙げられています。
身近な社会的な話題という位置づけなので、ニュースや解説でよく出る語彙にも触れておくと安心です。
準2級プラスリスニングのレベル感
準2級プラスは公式の目安で高校上級程度です。
聞く力としては、身近な話題であれば社会性のある内容を理解することが求められます。
準2級(高校中級)より文の長さ・情報量・語彙の難しさが上がる想定で対策するとよいです。
大問別の対策のコツ
大問1(会話の内容一致・15問・1回)
質問と4つの選択肢を、必ず先に読んでから聞き始めましょう。
15問続くので、ペース配分も意識します。1問にしがみつきすぎない勇気も必要です。
複数人の会話では、誰が何を言ったかを整理する練習をしておくとよいです。
否定・譲歩・条件(if, unless, although など)が入ると、選択肢の真假がわかりにくくなりがちです。
大問2(文の内容一致・15問・1回)
こちらも先読みが必須です。
話の流れの中で、定義・例・対比・結論がどこで言われたかを意識して聞きます。
選択肢は本文と言い換えになっていることが多いので、キーワードの同義語にも慣れておきましょう。
リーディングの長文の内容一致と同じように、設問の種類(主旨か、詳細か、推論か)を意識すると整理しやすいです。
85分のあとのリスニングに備える
準2級プラスの一次試験は、準2級の80分より5分長い85分です。
ライティングは英文要約と英作文があり、最後まで書く作業が続きます。
その直後にリスニング30問なので、頭の切り替えが大切です。
模試や週末の通し練習で、「要約・作文のあと25分リスニング」を体に入れておくと本番に近づきます。
日々の勉強法
応答問題に頼らない練習量を確保する
準2級まで得意だった応答の型だけでは点が取れません。
長めの会話と説明文の聴解を、教材・ニュース・過去問で増やしましょう。
「1回だけ」で解く習慣
すべて1回放送です。聞き直し前提の勉強をやめ、1回で要点を取る練習を日常化するとよいです。
新設級なので公式の過去問を優先する
出題の感触をつかむには、公式の過去問・試験情報を優先して確認してください。
級が新しいほど、情報は公式がいちばん確実です。
何を使って勉強するか
リスニングの土台は語彙と文法です。
単語帳(でる順パス単など)、過去問題集、試験全体の流れをつかむ教本を組み合わせるのが一般的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで覚えたか確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で集中的に復習したりできるので、リスニングの土台づくりや実力チェックに活用できます。
聞く・話すの練習としてオンライン英会話を使う方もいます。
KIRIHARA Online Academyは準1級・準2級の一次試験(筆記)対策に特化したオンライン講座です。
ワールドトークは各級で英検対策レッスンを提供しています。
必須ではありませんが、総合的に英語に触れたい場合の選択肢のひとつです。
形式のイメージがつかむサンプル(例題)
※ 本番の問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問1のイメージ
二人が職場のプロジェクトの締切について話す。質問は「What does the woman suggest they do first?」のように、提案や態度を問う。
解説:選択肢を先に読み、suggest, recommend, should など提案の表現に反応する。
大問2のイメージ
短い説明文で、あるテクノロジーが日常生活に与えた変化を説明する。質問は「According to the speaker, what is one advantage of ~?」のように詳細を問う。
解説:advantage, disadvantage, problem, solution など論点のラベルを聞き取る練習をする。
まとめ
英検準2級プラスのリスニングは、会話の内容一致(15問)と文の内容一致(15問)だけの30問、約25分です。
応答文選択はありません。すべて1回放送です。
準2級より会話・パッセージの聴解の問数がそれぞれ多いので、先読みと一発聴取の練習、高校上級の語彙がカギです。
85分の筆記試験のあとに受けることも忘れず、本番に近い通し練習を取り入れましょう。
準2級プラスのリスニング対策を続けるには、長めの会話と説明文の聴解を毎日少しずつ増やすと効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(要約・英作文)の練習も続けやすくなります。
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