英検準2級の一次試験では、リーディングとライティングがあわせて80分、そのあとにリスニング(約25分)があります。
ここではリスニングにしぼり、出題形式と3級・4級とのちがい、レベル感、対策・勉強法をわかりやすくまとめました。
公式の「準2級の試験内容」もあわせてご確認ください。
準2級リスニングの形式(公式)
リスニングは30問・約25分で、次の3つの大問です。
重要:準2級では、この3つすべてが英語1回放送です。
3級では大問2・大問3だけ2回聞けましたが、準2級では聞き直しがありません。
この点が対策の中心になります。
大問1:会話の応答文選択(10問・1回放送)
会話の最後の発言のあとに続く、いちばん自然な返答を選びます。
選択肢は3つで、音声で読み上げられます。
5級~3級の公式表では「補助イラスト付き」とあることが多いですが、準2級の公式一覧ではその文言が出てこない表記になっています。実際の問題は過去問で確認してください。
大問2:会話の内容一致選択(10問・1回放送)
会話を聞き、内容に関する質問に答えます。
選択肢は4つで、問題用紙に印刷されています。
3級・4級では2回放送でしたが、準2級は1回だけです。
大問3:文の内容一致選択(10問・1回放送)
短いパッセージ(公式では物語文・説明文)を聞いて、内容の質問に答えます。
こちらも1回放送です。
選択肢は印刷された4択です(本番の用紙でお確かめください)。
3級・4級のリスニングとのちがい
問数と時間:準2級は3級と同じく30問・約25分です。
放送回数が大きくちがいます。
- 4級:応答は2回、会話の内容一致は2回、文の内容一致は2回。
- 3級:応答は1回。会話の内容一致と文の内容一致は2回。
- 準2級:3つの大問すべて1回。
つまり準2級では、「2回目で確認しよう」が使えない問題が大半を占めます。
3級で大問2・3に慣れても、準2級では戦い方を変える必要があります。
どんな場面・話題が出るか
場面は、家庭・学校・職場・地域(お店や公共の場)・電話・アナウンスなどです。
話題は、趣味・旅行・買い物・学校生活に加え、海外の文化・人物・歴史、教育・科学・自然・環境なども公式に挙げられています。
語彙の幅を教科書+英検準2級レベルの単語帳で押さえておくと安心です。
準2級リスニングのレベル感
準2級は公式の目安で高校中級程度です。
聞く力としては、日常生活の話題に関する内容を理解することが求められます。
会話の文が長くなったり、内容一致で言い換えが含まれたりしやすく、3級より一瞬の判断と記憶が問われます。
大問別の対策のコツ
大問1(応答・1回)
音声の前に会話の印刷文を読み、場面と話者の関係をつかみましょう。
最後の一文が、選ぶ応答の鍵になります。
3択は耳だけなので、似た発音を過去問で訓練しておくとよいです。
大問2(会話の内容一致・1回)
質問と4つの選択肢を、必ず先に読んでから聞き始めましょう。
1回しかないので、聞きながらキーワードだけメモする人もいます(略字や記号でよい)。
ただしメモに集中しすぎて聞き逃すこともあるので、過去問で自分に合うかを試してください。
否定(not, never, hardly など)・比較級・最上級に注意すると取りこぼしが減ります。
大問3(文の内容一致・1回)
こちらも設問と選択肢の先読みが必須です。
物語なら登場人物と出来事の順番、説明文なら定義・原因・結果を意識して聞きます。
選択肢に本文と少し違う言い換えが出やすいので、「一字一句同じでなくても正しいか」を判断する練習をしましょう。
80分のあとのリスニングに備える
準2級の一次試験は、3級の65分よりリーディング・ライティングが長い80分です。
作文を書いたあと、いきなりリスニング30問は集中力のしんどさが増します。
週に一度でも、ライティングのあと25分だけリスニングを続ける、または通しの模試を取り入れると本番に近づきます。
リスニング開始直前は、深呼吸して大問1から切り替えるイメージを持つとよいです。
日々の勉強法
「1回で聞き切る」練習をデフォルトにする
教材の音声をわざと2回に分けない(または2回目を聞かない)で解く日をつくると、準2級に合います。
高校中級の語彙を音で押さえる
パス単など準2級帯の単語を、意味だけでなく発音とアクセントまで確認しましょう。
少し長めの聴解に触れる
ニュースや解説の短い英語、問題集のモノローグなどで、情報が積み上がる話に慣れておくと大問3が楽になります。
何を使って勉強するか
リスニングの土台は語彙と文法です。
単語帳(でる順パス単など)、過去問題集、試験全体の流れをつかむ教本を組み合わせるのが一般的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで覚えたか確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で集中的に復習したりできるので、リスニングの土台づくりや実力チェックに活用できます。
聞く・話すの練習としてオンライン英会話を使う方もいます。
英検に特化したサービスとしては、KIRIHARA Online Academyは準1級・準2級の一次試験(筆記)対策に特化したオンライン講座です。
ワールドトークは準2級を含む各級で英検対策レッスンを提供しています。
必須ではありませんが、総合的に英語に触れたい場合の選択肢のひとつです。
形式のイメージがつかむサンプル(例題)
※ 本番の問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問2のイメージ(1回だけ聞く)
三人で部活とテストの予定について話している。質問は「Who will help Tom with math?」のように細かい事実を問う。
解説:選択肢を先に読み、名前と動詞の組み合わせに注意して一発で拾う練習をする。
大問3のイメージ(1回だけ聞く)
短い説明文で、ある習慣が健康に与える影響について述べる。質問は「What does the speaker recommend?」のように主張・提案を問う。
解説:should, suggest, important など話し手の態度がわかる表現に耳を向ける。
まとめ
英検準2級のリスニングは、応答(10問)・会話の内容一致(10問)・文の内容一致(10問)の30問、約25分です。
3つの大問すべてが1回放送なので、3級・4級までの「2回目で確認」に頼れません。
先読みと一発で聞き切る練習、そして80分の筆記試験のあとの集中力がカギです。
高校中級の語彙と過去問を、本番のペースで重ねると合格に近づけます。
準2級のリスニング対策は、単語の音の定着と「1回再生」前提の過去問演習が効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(Eメール・英作文)の練習も続けやすくなります。
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