英検2級の文法対策|出題されるポイントと勉強法・おすすめ英検対策アプリ

英検2級は、公式に「高校卒業程度」とされている級です。
準2級プラスから2級を目指すお子さんの場合、
「単語は覚えてきたけれど、長文になると文の構造が分からない」
「大問1の空所問題で、単語は分かるのに答えられない」
「ライティングで文法ミスが多い」
「2級の文法は、どこまで勉強すればいいの?」
と感じることもあるのではないでしょうか。
英検2級には、「文法」という名前の独立した大問はありません。
一方で、文法の知識は、短文・会話の語句空所補充、大問2の長文の語句空所補充、長文読解、さらにライティングや二次試験のスピーキングまで、幅広く関係しています。
つまり、2級の文法対策では、文法問題だけを解き続けるのではなく、
文法を覚える → 問題で使う → 長文の中で確認する → 英作文で使う
という流れを作ることが大切です。
この記事では、英検2級の文法がどこで問われるのか、準2級プラスとの違い、押さえておきたい文法項目、効率的な勉強法、過去問や英検対策アプリを使った学習方法まで、保護者の方にも分かりやすく解説します。
英検2級に「文法問題」はある?
まず知っておきたいのが、英検2級には「文法問題」という独立した大問はないということです。
英検2級の一次試験は、リーディング・ライティング85分、リスニング約25分で構成されています。
リーディングは、
- 大問1:短文の語句空所補充……17問
- 大問2:長文の語句空所補充……6問
- 大問3:長文の内容一致選択……8問
という構成です。
ライティングは、
- 英文要約……1題
- 英作文……1題
となっています。
この中で特に文法・語法の知識が直接役立つのが、大問1と大問2です。
ただし、文法の知識はそれだけではありません。
長文を正確に読むためにも、英作文で正しい英文を書くためにも必要です。
そのため、2級の文法対策では、
「文法問題を何問解いたか」ではなく、「文法を実際の英文の中で使えるか」
を意識することが重要です。
大問1:短文・会話文の語句空所補充
大問1は、短文や会話文の空所に入る適切な語句を選ぶ問題です
17問あるため、2級のリーディングの中でも比較的多くの問題が集まっています。
ここでは、単語や熟語だけでなく、文の構造を理解するための文法・語法の知識も必要になります。
例えば、
- 助動詞
- 受動態
- 時制
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係詞
- 比較
- 仮定法
- 接続詞
- 前置詞
- 熟語・語法
などです。
ただし、実際の問題では「これは仮定法の問題です」と書かれているわけではありません。
文全体を読んで、
「この位置にはどんな形の語句が入るのか」
「主語と動詞の関係はどうなっているか」
「前後の意味はどうつながっているか」
を判断する必要があります。

大問2:長文の語句空所補充
大問2では、説明文の長文を読み、空所に入る適切な語句を選びます。
6問あり、大問1よりも文法だけでなく、文章全体の流れを理解する力が重要になります。
例えば、
- 逆接
- 因果関係
- 追加
- 例示
- 言い換え
などを示す表現が選択肢に出てくることがあります。
However
Therefore
For example
In contrast
As a result
などの表現を単語として覚えるだけでなく、
「前の文とどのような関係なのか」
まで考えられるようにしておきましょう。
大問3:長文の内容一致選択
大問3は、Eメールや説明文などの長文を読み、内容に関する質問に答える問題です。8問あります。
大問3は「文法問題」ではありません。
しかし、文法を理解できていないと、文章の意味を正確に読み取ることが難しくなります。
例えば、
- 過去形と現在完了形の違い
- 助動詞による意味の違い
- 否定文
- 代名詞が何を指しているか
- 関係詞による修飾関係
- 接続詞による文と文の関係
などです。
単語はすべて分かるのに長文の意味が取れない場合、文法や英文の構造が原因になっていることもあります。
ライティングでも文法力が必要
2級のライティングは、英文要約と英作文の2題です。
ライティングでは、単語を知っているだけでは英文を書くことができません。
例えば、
- 主語と動詞を正しく対応させる
- 時制をそろえる
- 単数・複数を間違えない
- be動詞と一般動詞を正しく使う
- 助動詞の後ろの形を間違えない
- 接続詞を正しく使う
- 語順を正しくする
といった基本的な文法が重要です。
そのため、
リーディングのための文法
と
ライティングのための文法
を別々に考えるのではなく、同じ文法を「読める・使える」の両方にしていくことをおすすめします。
英検2級の文法はどのくらいのレベル?
英検2級は、公式に高校卒業程度とされています。
また、2級では社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められています。
そのため、中学校で学ぶ基本文法だけではなく、高校で学ぶ文法も含めて、英文を正確に読んだり書いたりできる力が必要です。
ただし、ここで注意したいのが、
「高校英文法をすべて完璧に説明できる必要がある」
という意味ではないことです。
英検2級の対策では、文法用語を暗記することより、
実際の問題で英文の意味を正しく判断できること
を優先しましょう。
例えば、
「現在完了の用法を3種類説明してください」
と聞かれて答えられることより、
I have lived here for five years.
という英文を見たときに、「5年間ずっとここに住んでいる」と自然に理解できることのほうが、実際の読解では重要です。

準2級プラスから2級で意識したいこと
準2級プラスと2級は、一次試験のリーディング・ライティングが85分で、リーディングの問題構成も、
- 短文の語句空所補充17問
- 長文の語句空所補充6問
- 長文の内容一致8問
という形で共通しています。
ライティングも英文要約と英作文の2題です。
そのため、準2級プラスから2級を目指す場合、文法の勉強方法を大きく変える必要はありません。
むしろ、
準2級プラスまでに身につけた文法を、より難しい英文の中でも使えるようにする
ことがポイントです。
文の構造をすばやくつかむ
2級になると、長文の内容も社会的な話題が増えてきます。
英検公式でも、2級では学校・仕事・環境・科学・医療・テクノロジー・ビジネスなど、幅広い話題が扱われています。
知らない単語が出てくることもあるため、英文の構造を素早くつかむ力が重要です。
「文法問題」と「長文」を別々にしない
文法問題だけを解いていると、
「問題では正解できるけれど、長文になると読めない」
ということがあります。
そこで、
文法問題を解く
↓
なぜその答えになるか確認する
↓
同じ文法が使われている英文を読む
という流れを作ってみましょう。

英検2級で押さえておきたい文法
ここからは、2級対策で特に確認しておきたい文法項目を紹介します。
※以下は、英検協会が「2級の出題文法一覧」として公表しているものではありません。2級レベルの英文を読む・書くために、学習しておきたい代表的な項目です。
時制
現在・過去・未来だけでなく、
- 現在完了
- 過去完了
- 進行形
- 完了進行形
など、時間の関係を意識しましょう。
特に長文では、
「いつ起きたことなのか」
「現在まで続いていることなのか」
を判断するために時制が重要になります。
助動詞
can、will、must、should、mayなどの基本的な意味を確認しましょう。
また、
should have + 過去分詞
must have + 過去分詞
のように、助動詞と完了形を組み合わせた表現にも慣れておくと安心です。
受動態
「~する」ではなく「~される」という意味になる受動態は、長文でもよく登場します。
現在形だけでなく、
is used
was developed
has been introduced
など、時制と組み合わせた形も読めるようにしておきましょう。

不定詞・動名詞
to + 動詞の原形と、動詞 + ingの使い分けを確認します。
例えば、
- want to do
- decide to do
- enjoy doing
- avoid doing
など、動詞によって後ろに続く形が変わるものがあります。
これは文法だけでなく、熟語・語法として覚えることも大切です。
分詞
現在分詞と過去分詞が名詞を修飾する形にも慣れておきましょう。
例えば、
a machine developed in Japan
のような表現では、
「日本で開発された機械」
という意味になります。
長文ではこのような修飾が続くことがあるため、どの語がどの名詞を説明しているのかを見抜くことが重要です。
関係詞
who、which、that、whatなどを使った文の構造を理解できるようにしておきましょう。
特に、
名詞 + 関係詞 + 文
という形を見たときに、
「関係詞以下が前の名詞を説明している」
とすぐ判断できるようになると、長文が読みやすくなります。
比較
as ~ as、比較級、最上級などの基本的な形を確認しましょう。
また、比較の表現では、
「何と何を比べているのか」
を意識することが大切です。
仮定法
仮定法は、2級対策で確認しておきたい項目のひとつです。
例えば、
If I had more time, I would travel more.
のような「現実とは異なる仮定」を表す文です。
まずは、
If + 過去形 → would + 動詞の原形
という基本的な形を理解し、その後、
If + had + 過去分詞 → would have + 過去分詞
という形にも慣れていきましょう。
接続詞・つなぎ言葉
長文では、文と文の関係を理解するために接続表現が重要です。
例えば、
- however
- therefore
- moreover
- for example
- in contrast
- as a result
- in addition
などです。
単語の意味だけではなく、
「前の内容に対して、次の文はどんな役割をしているのか」
まで考えましょう。
前置詞・熟語
英検2級では、単語の意味だけでなく、語句の組み合わせを知っていることも重要です。
例えば、
- participate in
- depend on
- focus on
- be interested in
- be responsible for
- be similar to
- lead to
- result in
などです。
このような表現は、単語を1語ずつ覚えるのではなく、かたまりで覚えると使いやすくなります。
英検2級の文法を効率よく勉強する方法
文法対策では、参考書を最初から最後まで何度も繰り返すだけではなく、実際に間違えた問題から弱点を見つける方法がおすすめです。
① まずは現在の実力を確認する
最初から文法書を全部やり直すのではなく、2級の問題を解いてみましょう。
例えば、
「大問1で文法・語法の問題をよく間違える」
「単語は分かるのに長文の構造が分からない」
「英作文で時制や三単現のミスが多い」
など、自分の弱点が見えてきます。

② 間違いを「文法項目」で分類する
間違えた問題を、
- 時制
- 助動詞
- 受動態
- 関係詞
- 仮定法
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 接続詞
- 前置詞・熟語
などに分類してみましょう。
これだけでも、
「文法全体が苦手」
なのか、
「関係詞だけ苦手」
なのかが分かりやすくなります。
③ 苦手な項目だけ復習する
すべての文法を最初からやり直す必要はありません。
例えば仮定法で間違いが集中しているなら、仮定法を復習します。
その後、もう一度問題を解いてみます。
間違いを見つける
↓
文法を復習する
↓
類似問題を解く
↓
もう一度確認する
というサイクルを作りましょう。
④ 例文を音読する
文法は、目で見て理解するだけではなく、声に出してみるのもおすすめです。
例えば、
She has worked here for five years.
という文なら、単に「現在完了」と覚えるのではなく、英文を何度か音読します。
英文の形を繰り返し口にすることで、正しい語順や表現に慣れていきます。
⑤ ライティングでも使ってみる
文法を「分かる」状態から「使える」状態にするには、実際に英文を書く練習も役立ちます。
英作文を書いたら、
- 主語と動詞
- 時制
- 単数・複数
- 冠詞
- 前置詞
- 接続詞
などを確認しましょう。
大問別に見る英検2級の文法対策
大問1:文法だけでなく「語法」も見る
大問1では、文法知識だけでなく、単語・熟語・語法の知識も必要です。
そのため、
「文法問題だから文法書だけ」
と考えないことが重要です。
例えば、
depend on
participate in
be interested in
のような表現は、文法というより語法・熟語として覚える必要があります。
問題を間違えたときには、
「知らない単語だった」
「熟語を知らなかった」
「文法の形が分からなかった」
のどれなのかを確認しましょう。

大問2:文法+文脈で考える
大問2では、1文だけを見るのではなく、前後の文まで確認します。
特に、
- しかし — However
- そのため — Therefore / For this reason
- 例えば — For example
- さらに — Furthermore / In addition
- 一方で — On the other hand
など、文章の流れを示す表現に注目しましょう。
文法的にはどちらも入りそうな選択肢でも、文章全体の意味を見ると答えが1つに絞れることがあります。
大問3:文構造を意識して読む
大問3では、単語を1つずつ日本語に訳すのではなく、
「誰が」「何をしたのか」
を意識して読みます。
長い英文が出てきたら、
主語 → 動詞 → 目的語
をまず確認し、修飾部分を後から整理する方法も有効です。
関係詞や分詞などが出てきても、文の中心となる主語・動詞を見失わないようにしましょう。
ライティング:正確な英文を書く
ライティングでは、難しい文法を無理に使う必要はありません。
それよりも、
自分が確実に使える文法で、間違いの少ない英文を書く
ことを意識しましょう。
書き終わったら、
- 主語と動詞は合っているか
- 時制は合っているか
- 三単現のsを忘れていないか
- 単数・複数は合っているか
- 前置詞は正しいか
- 文と文のつながりは自然か
を確認します。
過去問を使った英検2級の文法対策
文法対策でも、過去問は重要な教材です。
ただし、過去問を何度も解いて「正解を覚える」だけにならないようにしましょう。
おすすめは、
過去問で実力確認
↓
間違えた問題を分析
↓
文法・語法を復習
↓
類似問題で反復
↓
もう一度過去問・模試で確認
という流れです。
英検公式では、2級の過去1年分・3回分の過去問が公開されています。
まずは過去問を使って、
「今、どこが弱いのか」
を確認しましょう。
そのうえで、間違いが多い部分を集中的に練習します。
英検対策アプリを使って文法を定着させる
文法対策では、参考書で知識をインプットするだけでなく、問題を繰り返し解いて定着度を確認することが大切です。
そこで、毎日の反復練習に英検対策アプリを取り入れる方法もあります。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検5級から1級までの対策に取り組めます。
2級対策では、
単語を覚える
↓
語句空所問題を解く
↓
間違えた問題を確認する
↓
類似問題を繰り返す
↓
長文やライティングにも取り組む
という形で、文法を他の技能とつなげて学習できます。
文法だけを単独で勉強するのではなく、
単語 → 文法・語句 → リーディング → ライティング
とつなげていくことで、「知っている文法」から「使える文法」へ近づけていきましょう。
また、スキマ時間にスマートフォンから問題を解けるため、毎日少しずつ反復したい場合にも活用できます。
英検2級の文法対策で保護者が確認したいポイント
文法学習では、「文法書を何ページ進めたか」だけを見る必要はありません。
むしろ、次のようなポイントを確認してみましょう。
文法問題の正解率だけで判断していないか
問題集で正解できても、少し形が変わると分からなくなることがあります。
「なぜその答えになるの?」
と聞かれたときに、簡単に説明できるか確認してみましょう。
長文でも文の構造を理解できているか
単語は分かるのに、長文の意味が取れない場合は、文法や構造の理解が原因かもしれません。
長い文を見たときに、
「主語はどこ?」
「動詞はどれ?」
「どの部分がどの名詞を説明している?」
と確認できるかを見てみましょう。
英作文で同じミスを繰り返していないか
英作文では、毎回同じ文法ミスをしていないか確認しましょう。
例えば、
- 三単現のs
- 過去形
- 単数・複数
- be動詞
- 前置詞
などです。
同じミスを記録しておくと、弱点が見えやすくなります。
「勉強時間」より「できるようになったこと」を見る
文法は、長時間勉強したから必ず身につくとは限りません。
「今日は仮定法を30分勉強した」
だけではなく、
「仮定法の問題を10問中8問正解できた」
「前回間違えた問題を今回は正解できた」
「英作文で時制のミスが減った」
という変化を見ることが大切です。
英検2級の文法対策に関するよくある質問
まとめ|英検2級の文法は「覚える」だけでなく「使う」
英検2級には、「文法」という名前の独立した大問はありません。
しかし、文法は、
- 大問1の短文・会話の語句空所補充
- 大問2の長文の語句空所補充
- 大問3の長文読解
- 英文要約
- 英作文
- 二次試験のスピーキング
など、さまざまな場面で必要になります。
英検2級は高校卒業程度とされているため、基本的な高校英文法を確認するとともに、実際の問題の中で使えるようにしていくことが重要です。
文法対策では、
過去問で弱点を発見
↓
文法を復習
↓
類似問題で反復
↓
長文や英作文でも使う
↓
もう一度問題を解く
というサイクルを作ってみましょう。
特に保護者の方は、「文法を何時間勉強したか」だけではなく、
「前に間違えた問題が解けるようになったか」
「長文の文構造を理解できるようになったか」
「英作文の文法ミスが減っているか」
という変化を見てあげると、学習の進み具合を確認しやすくなります。
英検対策アプリ「AiKen」で2級対策を効率よく
保護者の方へ。
英検2級の文法は、文法書だけで完結させるよりも、単語・語句・リーディング・ライティングとつなげて繰り返し使うことが大切です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」なら、5級から1級まで、単語・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
2級対策でも、
単語を覚える
↓
問題を解く
↓
間違えた問題を確認する
↓
類似問題で繰り返す
↓
リーディング・ライティングにも取り組む
という学習サイクルを作ることができます。
「文法を勉強したけれど、本当に身についているか分からない」という場合にも、問題を解きながら定着度を確認していきましょう。
今なら月額980円(税込・定価1,480円)で利用できます。キャンペーンは2026年12月31日までです。
英検2級の文法・単語・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングをまとめて対策したい方は、AiKenをぜひ活用してください。





