英検2級は、公式の目安で高校卒業程度とされ、語彙力と読解力が問われる級です。
対策を進めると、「文法はどの問題で点になるの?」と気になる方も多いです。
結論から言うと、2級にも「文法」という名前の独立したパートはありません。
ただし、短文・会話を含む語句空所(17問)と説明文の長文語句空所(6問)で文法・語法が集中的に問われ、ライティングでは英文要約と英作文の両方で、書いた英文の正しさが評価されます。
この記事では、公式の出題形式、準2級プラスとのちがいの捉え方、押さえたいポイント、例題をわかりやすくまとめました。
英検2級で「文法」が出る場所(公式の形式)
英検公式の「2級の試験内容」では、一次試験はリーディング・ライティングがあわせて85分、続けてリスニング(約25分)です。
リーディングとライティングの時間は区切られていないため、文法対策とあわせて85分の配分(とくにライティング)を意識しておくと安心です。
大問1:短文の語句空所補充(17問)
短文・会話文の( )に、文脈に合う語句を選ぶ問題です(公式では問題文の種類を短文会話文と記載)。
単語・熟語に加え、助動詞と受動態、関係詞、仮定法、倒置や強調など、高校卒業程度の文法・語法が問われやすいです。
大問2:長文の語句空所補充(6問)
説明文の長文の空所に、文脈に合う語句を選びます(公式)。
社会的な話題(環境、テクノロジー、医療、ビジネスなど)の本文で、Nevertheless、Consequently、In contrast などやや硬い論理のつなぎに加え、文脈に合う述語が問われることが多いです。
大問3:長文の内容一致選択(8問)
Eメール・説明文を読み、内容に関する質問に答えます(公式)。
設問の中心は読解ですが、本文の時制・接続・代名詞の指示・否定の範囲を読み取る力は、文法の土台に支えられます。
ライティング:英文要約と英作文(各1題)
英検公式の2級では、ライティングに次の2題があります。
文章の内容を英語で要約する問題と、指定されたトピックについての意見を英語で論述する問題です(公式)。
どちらも文法・語法の正しさが採点に直結するため、選択式で得点できても、記述の練習と見直しの型が別途必要です。
準2級プラスとのちがい(形式とレベル)
リーディングの問題数と大問の型(短文17・長文語句6・長文内容一致8)および85分・要約+英作文という枠組みは、準2級プラスと同じです(公式の表で確認)。
2級は目安が高校卒業程度で、話題も社会的でやや専門的な内容になりやすい、と捉えると対策のイメージがつかみやすいです。
レベル感(公式の目安)
2級は公式の目安で高校卒業程度です。
準2級プラスの「高校上級程度」から、語彙の幅・文の複雑さ・抽象度が一段上がるイメージで学習計画を立てるとよいです。
2級で押さえておきたい文法のポイント
以下は、2級対策の参考書や問題集でよく扱われる項目です(公式の出題リストではありません)。
- 助動詞と受動態:should be done、must have been ~ など、意味と形のセット。
- 関係詞:The reason why ~、制限用法と非制限用法のコンマ、what 節など。
- 仮定法:If I had ~, … would have ~ など、時制の対応。
- 強調・倒置:It is ~ that ~、否定語句が文頭に来る倒置の見分け(選択肢レベルから)。
- 分詞構文:意味上の主語、with + 目的語 + 分詞 など。
- 長文語句空所:Nevertheless、Consequently、On the other hand、That is など論理関係。
- ライティング:要約では短く正確な文、作文では理由・対比・結論を接続詞で示す。
大問別の対策のコツ(文法の見方)
大問1(短文・会話の語句空所・17問)
一文・会話全体の意味と時制を押さえたうえで、選択肢を消去します。
17問と問数が多いので、長く悩まず進み、ライティングに時間を残す意識が大切です。
大問2(長文の語句空所・6問)
タイトルと各段落の大意を先に掴み、空所の前後2文程度まで読んで論理関係を判断すると選びやすくなります。
「追加・逆接・因果・例示」のどれかをラベル付けする癖をつけるとよいです。
大問3(長文の内容一致)
設問を先に読み、キーワードで本文を拾い読みします。
選択肢同士のひと言の違い(否定、程度、主語)が正誤を分けることが多いので、本文の根拠と照らして選びます。
ライティング(要約・英作文)
要約は、原文の表現をなぞらず、自分の言葉で短い文にまとめ、時制と主語をそろえます。
英作文は、日本語で主張・理由・結論を決めてから英語にし、提出前に主語と動詞・単複・時制を確認します。
日々の勉強法
高校卒業レベルの文法を問題集で単元ごとに進め、2級の過去問で形式と85分の配分に慣れます。
社会的話題の英語記事やオピニオンを多読し、論理のつなぎ語に慣れると、長文語句空所と読解の両方に効きます。
間違えた空所は「受動」「仮定法」「逆接の接続詞」など、項目名でノートに残すと復習しやすいです。
例題で形式をイメージする(オリジナル例)
※ 本番の予想問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問1風・例1(受動態と助動詞)
The problem should ( ) immediately. 1. solve 2. be solved 3. have solved 4. solving
答え:2. be solved
problem は「解かれる」ので受動態。should のあとに続くのは be solved です。
大問1風・例2(reason why)
The reason ( ) he left the company is still unknown. 1. why 2. which 3. what 4. how
答え:1. why
The reason why ~ で「~した理由」を表すのが定番の型です。
大問1風・例3(仮定法過去完了と主節)
If I had studied harder, I ( ) the exam. 1. pass 2. passed 3. would pass 4. would have passed
答え:4. would have passed
If I had studied に対し、結果は would have + 過去分詞 が典型です。
大問2風・例(長文のつなぎ・譲歩)
本文のイメージ:The technology saves energy. ( ), it is too expensive for small businesses.
1. Moreover 2. Nevertheless 3. For instance 4. First
答え:2. Nevertheless
利点のあとに問題点が続く譲歩・対比なので Nevertheless が合います。
大問1風・例4(会話の応答)
A: Do you think we should leave now? B: ( ) The traffic will get worse.
1. I’m afraid so. 2. Never mind. 3. With pleasure. 4. My pleasure.
答え:1. I’m afraid so.
後ろの理由と合わせ、「そう思う(残念ながら)」の I’m afraid so. が自然です。
二次試験と文法(参考)
2級の二次試験(面接形式のスピーキング)では、公式の試験内容に文法・語法が評価の観点のひとつとして示されています。
一次で固めた正確な文の型は、イラストの説明や意見の質問にも活きます。
何を使って勉強するか
文法は、高校の教科書・ワークや大学受験英語の参考書で土台を作り、英検2級の過去問で形式と時間配分に慣れるのが定番です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで文法とセットになった語句を確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で例文を声に出したりできるので、語句空所の反復に活用できます。
まとめ
英検2級に「文法だけの試験」はありませんが、短文・会話を含む語句空所(17問)と長文語句空所(6問)で文法・語法が集中的に問われ、英文要約・英作文では書く英文の正しさとして評価されます。
公式の試験内容では、ライティングは要約と英作文の2題です。リーディング全体や時間配分の詳細は、リーディング専門の記事もあわせてご覧ください(記事の執筆時期によってライティングの説明が公式と異なる場合は、公式ページで最新をご確認ください)。
2級の文法・リーディング・ライティング対策を続けるには、毎日短時間でも例文の音読と過去問を続けると効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
2026年5月の正式リリースに向けたテスト期間として、2026年5月5日までプレリリース期間中の利用は無料で使い放題です。
より良いサービスにするため、実際の使用感をモニターさせていただくことがあり、その際はアンケートへのご協力をお願いする場合があります。
無料で会員登録できるので、試してみてください。



