英検準2級の対策では、「文法はどの問題で点になるの?」と気になる保護者の方も多いです。
結論から言うと、準2級にも「文法」という名前の独立したパートはありません。
ただし、短文・会話の語句空所に加え、長文の中の語句空所という、文法・語彙が特に効いてくる形式があります。
さらにライティング(Eメール・英作文)では、書いた英文の正しさとして文法がそのまま採点されます。
この記事では、どの問題で文法が効いてくるか、3級から足すとよいポイント、家庭でできる勉強法を、わかりやすくまとめました。
英検準2級で「文法」が出る場所(公式の形式)
英検公式の「準2級の試験内容」では、一次試験はリーディング・ライティングがあわせて80分、続けてリスニング(約25分)です。
リーディングとライティングの時間は区切られていないため、文法対策とあわせて80分の配分も意識しておくと安心です。
大問1:短文の語句空所補充(15問)
短い英文の( )に、文脈に合う語句を選ぶ問題です。
公式では「文脈に合う適切な語句」とあり、単語・熟語に加え、分詞・接続詞・関係詞・仮定法の入り口・不定詞構文など、高校レベルの文法が頻出しやすいです。
多くの教材では高校中級程度の範囲が目安と説明されています。
大問2:会話文の空所補充(5問)
会話の( )に、適切な文や語句を選びます。
依頼や提案がやや丁寧な形になることがあり、文法的に正しいかと場面として自然かの両方が問われます。
大問3:長文の語句空所補充(2問)※準2級の特徴
物語文・説明文などの長文のなかの空所に、文脈に合う語句を入れます(公式)。
3級のリーディングにはこの形式はありません。段落のつながりを示す表現(However, Therefore, For example など)や、文全体の意味に合う語が問われやすいです。
大問4:長文の内容一致選択(7問)
Eメール・説明文などを読み、内容に関する質問に答えます。
中心は読解ですが、本文の時制・接続・代名詞のさし示しを正しく読み取る力は、文法の土台に支えられます。
ライティング:Eメールと英作文(各1題)
返信メールを英文で書く問題と、質問に対する意見を英語で論述する問題があり、採点では文法・語法が直接効きます。
選択式で得点できても、記述で誤りが続くと合格ラインを落としやすいので、型暗記+書き上げ後のチェックが重要です。
レベル感(公式の目安)
準2級は公式の目安で高校中級程度です。
3級の「中学卒業程度」から、文の長さ・語彙・文法の幅が一段広がるイメージで捉えるとわかりやすいです。
準2級で押さえておきたい文法のポイント
以下は、準2級対策の参考書や問題集でよく登場する項目です(公式の出題リストではありません)。
3級までの土台に加え、次をチェックするとよいです。
- 分詞:現在分詞・過去分詞、分詞構文を「だれが・何がどうか」で読み取る。
- 仮定法・条件:If I were you, ~、I wish ~ などの基本形。
- 接続の言い方:although, unless, so that(目的)、because(理由)の使い分け。
- 関係詞の拡張:前置詞+関係代名詞、what 節など(教材の範囲で)。
- 長文語句空所向け:However(逆接)、Therefore(結果)、For example(例)、First(順序)など論理のつなぎ。
- ライティング:段落のなかで時制をそろえる、Furthermore, However, In conclusion などで段落をつなぐ。
大問別の対策のコツ(文法の見方)
大問1(短文の語句空所)
一文のなかで「目的か理由か逆接か」「分詞か接続詞か」を意識して消去します。
80分のなかでライティングの時間も必要なので、長く悩むより消去法で進む練習も大切です。
大問2(会話の空所)
Would you mind ~ing? など、やや丁寧な依頼に対する定番の返答を、過去問でまとめておくと安定しやすいです。
大問3(長文の語句空所)
空所の前後の文だけでなく、段落の流れから、「例を出すのか」「逆接なのか」「結論なのか」を判断します。
タイトルや各段落の冒頭で大意をつかんでから空所に戻ると選びやすくなります。
大問4(長文の内容一致)
設問先読み・キーワード拾いが基本です。接続詞の前後に理由・対比・結論が出やすいので、長文読解の文法として意識するとよいです。
ライティング(記述)
Eメールは挨拶・用件・結びの型、英作文は意見・理由・結論の骨組みを日本語で先に決めてから英語にします。
提出前に主語と動詞の一致・時制だけでも声に出して読み返す習慣をつけると減点を防ぎやすくなります。
日々の勉強法
高校中級レベルの文法を問題集で単元ごとに進め、準2級の過去問で形式に慣れます。
80分まるごとでリーディング+ライティングを解く練習をすると、文法だけでなく時間配分も身につきます。
大問3で間違えた選択肢は、ノートに「逆接/例示/結果」など論理のラベルを付けておくと、次に活きます。
例題で形式をイメージする(オリジナル例)
※ 本番の予想問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問1風・例1(仮定法の型)
If I ( ) you, I would talk to the teacher first. 1. am 2. was 3. were 4. be
答え:3. were
If I were you(もし私があなたなら)は、教材でよく扱う仮定法過去の定番の型です。
大問1風・例2(分詞)
( ) tired, she went to bed early. 1. Felt 2. Feeling 3. Feels 4. To feel
答え:2. Feeling
主語 she と能動の意味から、分詞の Feeling が合います。
大問1風・例3(目的)
He studied hard ( ) he could pass the exam. 1. although 2. unless 3. so that 4. however
答え:3. so that
「合格できるように」という目的を表す so that が合います。
大問3風・例(長文のつなぎ・論理)
短い本文のイメージ:Many people like online shopping. ( ), some still prefer going to stores.
1. However 2. Therefore 3. For example 4. First
答え:1. However
前後が対比・逆接なので However を選びます。
大問2風・例(依頼への返答)
A: Would you mind closing the window? B: ( )
1. Not at all. 2. Never mind. 3. Here you are. 4. I’m sorry to hear that.
答え:1. Not at all.
Would you mind ~ing? に対する了承として、教材でよく扱われる Not at all. が自然です。
二次試験と文法(参考)
準2級の二次試験(面接形式のスピーキング)では、公式の試験内容に文法・語法が評価の観点のひとつとして示されています。
一次で固めた文の型と正確さは、面接の応答にもそのまま活きます。
何を使って勉強するか
文法は、高校の教科書・ワークや英検用文法書で土台を作り、英検の過去問でリーディングの形とライティングの時間配分に慣れるのが定番です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで文法とセットになった語句を確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で例文を声に出したりできるので、語句空所の反復に活用できます。
まとめ
英検準2級に「文法だけの試験」はありませんが、短文・会話の語句空所に加え、長文の語句空所(2問)で論理のつなぎや文脈に合う語が問われ、ライティングでは正しい英文を書く力として評価されます。
高校中級の文法を例文・長文の流れとセットで固め、80分の総合練習とあわせて進めると合格に近づきます。
リーディング全体や時間配分の詳細は、リーディング専門の記事もあわせてご覧ください。
準2級の文法・リーディング・ライティング対策を続けるには、毎日短時間でも例文の音読と過去問を続けると効果的です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
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