英検4級の対策では、「文法はどこで点になるの?」と気になる保護者の方も多いです。
結論から言うと、4級の一次試験にも「文法」という名前の独立したパートはありません。
ただし、リーディングの前半(大問1~3)で、時制・不定詞・比較・語順など、中学中級の文法がしっかり問われます。
この記事では、どの問題で文法が効いてくるか、5級から足すとよいポイント、家庭でできる勉強法を、わかりやすくまとめました。
英検4級で「文法」が出る場所(公式の形式)
英検公式の「4級の試験内容」では、リーディングは35問・35分で、大問が4つに分かれています。
そのうち、文法が直接効いてくるのは、次の大問1~3(計25問)です。
大問1:短文の語句空所補充(15問)
短い英文の( )に、文脈に合う語句を選ぶ問題です。
公式では「文脈に合う適切な語句」とあり、5級と同様に単語・熟語に加え、動詞の形(時制)、不定詞・動名詞、比較級、接続詞など、文法まわりが頻出します。
多くの教材では中学1~2年生で習う範囲が中心と説明されています。
大問2:会話文の文空所補充(5問)
会話の( )に、続きとして自然な文や語句を選びます。
「文法的に正しいか」に加えて、「会話の流れとして自然か」も大事です。
誘い・提案・お願いへの返答など、型で覚えやすい表現がよく出ます。
大問3:日本文付き短文の語句整序(5問)
日本文の意味に合うように、与えられた語句を並べ替えて英文にします。
5級より文が長くなることが多く、接続詞(when, because など)や不定詞・動名詞が絡むと、語順のルールがより問われます。
大問4:長文の内容一致選択(10問)※文法との関係
4級で初めて出る長文読解は、主に「内容が合うか」の選択問題です。
空所補充ではありませんが、本文の時制や代名詞のさし示しを読み取る力は、基礎文法の理解に支えられます。
長文の具体的な解き方は、リーディング専門の記事で詳しく触れています。
レベル感(公式の目安)
4級は公式の目安で中学中級程度です。
5級の「中学初級」の次の段階として、語彙と文法の幅が広がるイメージで捉えるとわかりやすいです。
4級で押さえておきたい文法のポイント
以下は、4級対策の参考書や問題集でよく登場する項目です(公式の出題リストではありません)。
5級までの土台(be動詞、三単現、疑問文、前置詞、can、整序の基本など)に加え、次をチェックするとよいです。
- 過去形:規則・不規則動詞。Yesterday / last ~ などとの対応。
- 未来:will / be going to の基本的な使い分けの入り口。
- 進行形:現在進行形(be + -ing)の形と意味。
- 不定詞・動名詞:want to ~、like ~ing、enjoy ~ing などの決まった型。
- 比較:比較級・最上級(-er / -est、more / most)。than が付くと比較級、など。
- 接続詞:when, because, but, so で文がつながる。
- 助動詞の拡張:must, have to, may などの初歩。
- 語順(整序):主語と動詞を先に決め、句・不定詞の塊で並べる。
大問別の対策のコツ(文法の見方)
大問1(語句空所)
空所の前後から、「いつの話か(時制)」「不定詞か動名詞か」「比較か」を推測します。
意味が通っても形が主語や時制と合わない選択肢は、先に消すと正解に近づきます。
ルールだけ暗記するより、教科書や単語帳の例文でセットで覚えると応用しやすいです。
大問2(会話の空所)
会話を最初から最後まで読み、空所の直前が「誘い・質問・お願い」のどれかを判断します。
Would you like ~? や How about ~? など、型ごとに自然な返答をまとめておくと得点が安定しやすいです。
大問3(整序)
日本文を読んでから、主語→動詞の骨組みを先に置きます。
When ~, … のように接続詞で文が分かれるときは、前半・後半の塊を意識して並べます。
音読で英文のリズムに慣れると、並べ替えのスピードが上がります。
日々の勉強法
中学1~2年レベルの文法を問題集やワークで単元ごとに進め、英検4級の過去問で「英検の出し方」に慣れます。
単語帳(でる順パス単など)は、意味だけでなく例文まで声に出して練習すると、大問1・2に効きます。
間違えた問題は、「過去形」「不定詞」など文法の項目名をメモしておくと、次の復習がしやすくなります。
例題で形式をイメージする(オリジナル例)
※ 本番の予想問題ではなく、形式の理解用の簡単な例です。
大問1風・例1(過去形)
I ( ) a movie yesterday. 1. see 2. saw 3. seeing 4. sees
答え:2. saw
yesterday は過去の合図です。see の過去形は saw です。
大問1風・例2(不定詞)
She wants ( ) English in Canada. 1. study 2. to study 3. studying 4. studied
答え:2. to study
want のあとには to + 動詞の原形が続くのが基本形です。
大問1風・例3(比較級)
This river is ( ) than that one. 1. long 2. longer 3. longest 4. the longest
答え:2. longer
than があるので、比較級 longer を選びます。
大問2風・例(誘いへの返答)
A: Would you like some juice? B: ( )
1. Yes, please. 2. I’m ten. 3. It’s sunny. 4. See you tomorrow.
答え:1. Yes, please.
Would you like ~? への丁寧な肯定として、Yes, please. が自然です。
大問3風・例(整序・動名詞)
日本文:彼女は泳ぐことが好きです。
語句:swimming / She / likes / .
答え:She likes swimming.
主語 She、動詞 likes、目的語として動名詞 swimming の順になります。
何を使って勉強するか
文法は、中学の教科書・ワークで土台を作り、英検の過去問で形式に慣れるのが定番です。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、英検で出やすい単語や本番に近い類似問題をたくさん用意しています。
単語テストで文法とセットになった語句を確認したり、間違えた問題を記録したり、音読機能で例文を声に出したりできるので、語句空所・整序の反復に活用できます。
まとめ
英検4級に「文法だけの試験」はありませんが、語句空所・会話の空所・整序の25問のなかで、中学中級の文法がしっかり問われます。
5級の基礎に、過去形・不定詞/動名詞・比較・接続詞などを例文とセットで足し、過去問で形に慣れると合格に近づきます。
長文を含むリーディング全体の対策は、リーディング専門の記事もあわせてご覧ください。
4級の文法・リーディング対策を続けるには、毎日短時間でも例文の音読と過去問を続けると効果的です。
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