英検2級は、高校卒業程度のレベルとされ、大学入試や就職などで広く活用される級です。
一次試験では、リーディングとライティングがあわせて85分、そのあとにリスニング(約25分)があります。
ライティングは記述式が2題で、(1)英文要約と、(2)指定されたトピックについての意見の英作文です(英検公式の「2級の試験内容」)。
ここでは、ライティングだけにしぼり、試験で何が求められるかと、練習の進め方をわかりやすくまとめました。
2級ライティングの全体像(公式)
英検公式の「2級の試験内容」では、ライティングは次のように説明されています。
- 英文要約 … 文章の内容を英語で要約する(1問・記述式)。問題文の種類の例として説明文などとあります。
- 英作文 … 指定されたトピックについての意見を英語で論述する(1問・記述式)。問題文の種類の例としてトピックなどとあります。
話題の目安は社会的な話題で、公式の主な題材には、学校、仕事、環境、医療、テクノロジー、ビジネスなどが挙げられています。
リーディングの大問の解き方・時間の考え方は、英検2級のリーディング対策の記事とあわせて読むと整理しやすいです。
リーディングとライティングのあいだに時間の区切りはないので、自分で配分します。過去問・模試では必ず85分で練習し、ライティングに何分使えたかを記録しておくと改善しやすくなります。
準2級プラス・準2級とのちがい(ライティング)
準2級プラスとのちがい
リーディングの問題数・大問の型・85分は準2級プラスと同じです。ライティングも要約1題と英作文1題という点は共通です。
英作文の説明だけ、級によって表現が分かれています。準2級プラスは質問に対する意見、2級は指定されたトピックについての意見という書き方になっています。
題材の幅は、準2級プラスが身近な社会的な話題、2級が社会的な話題という位置づけで、級ごとに文章の長さや難しさが変わる、と公式に説明されています。
準2級とのちがい
準2級のライティングはEメール返信と英作文の2題で、要約は出ません。一次の筆記も準2級は80分、2級は85分です。
2級ではメールの型よりも、読んだ説明文を短い英語にまとめる要約が加わる点が大きな違いです。
英文要約の対策
要約は、与えられた英文の内容を、指定された長さや条件の範囲で英語にまとめる問題です。
評価のイメージや書き方の参考として、2024年度の問題形式リニューアル紹介ページにある2級の Writing「要約問題」(出題例・解答例・評価観点)が公式に示されています。
練習のポイントは次のとおりです。
- その回の問題の英文指示(語数・文の数・書くべき内容)を最優先する。
- 本文を段落ごとに要約メモ(日本語でも可)してから、指定語数に合わせて英文にする。
- 筆者の主張・事実関係を中心にまとめ、自分の意見を要約に混ぜない(意見は英作文のパートで問われます)。
- 長いフレーズのコピーではなく、言い換えでつなぐ。因果・対比・例示がわかるよう接続詞を使う。
英作文の採点の考え方(公式)
英検公式の「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)」は、2級の英作文についてもそのまま当てはまる説明です。
採点は次のような観点で考えられます(公式ページの要約)。
- 内容 … 課題が求める内容、すなわち意見と、それに沿った理由が書けているか。
- 構成 … 接続詞などで、情報の流れがわかりやすいか。
- 語彙 … 課題に合う語を正しく使えているか。同じ語や表現の繰り返しを減らし、文脈に合う表現を選ぶことが示されています。
- 文法 … 文の形に変化をつけて正しく使えているか。
同じページでは、解答例をもとに、TOPICに示された問いに答えていない・まったく関係のない内容だとすべての観点で0点になることがあること、意見と矛盾する理由、理由の説明不足、関係のない文の混入が減点につながりうることなどが説明されています。
英語以外の語を使う場合は、知らない人にもわかるよう説明を添える必要がある、という例も示されています。
時間の使い方の目安
85分のうち、多くの対策ではリーディングに約35~40分、ライティングに約40~45分という配分が目安として紹介されます。
ライティングは要約と英作文の2題なので、読む量の多い要約に時間を取られすぎないよう、全体の見通しをつける練習が重要です。
先に英作文を仕上げる、要約から入るなど、自分に合う順番を過去問で試してください。
日々の練習の進め方
要約
- 公式の要約の例(リニューアルページ)と2級の過去問を使い、指示どおりに書く練習をくり返す。
- ニュースや説明文の短い英文を用意し、語数指定つき要約を週数回行う。
英作文
- 社会的な話題(環境、テクノロジー、働き方など)について、意見+理由(説明・具体)を時間を測って書く。
- 公式採点ページの注意例と自分の作文を比較し、TOPICから外れていないか確認する。
何を使って勉強するか
ライティング対策には、英検2級の過去問題集と、要約・論述の書き方がまとまった参考書がよく使われます。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」では、級に合わせた問題やAIによる作文の添削で、要約・英作文の練習を続けやすくできます。
単語帳・過去問とあわせて、書く量を増やす用途に使ってみてください。
まとめ
英検2級のライティングは、英文要約と指定トピックについての意見の英作文の2題です。
一次試験はリーディングと合わせて85分なので、要約と英作文の両方に時間を残す練習が合格に直結しやすいです。
要約は問題の指示と公式の要約の例に沿って要点をまとめ、英作文は公式の採点ページに沿って、TOPICに答える意見と理由、接続詞、語彙と文のバリエーションを意識しましょう。
2級は入試・就活で活用される級のため、リーディング・ライティング・リスニング・面接をパーツごとに対策すると取り組みやすくなります。
英検対策アプリ「AiKen(アイケン)」は、5級から1級まで、単語・リーディング・ライティング・スピーキングをひとつのアプリで対策できます。
AIが作文を添削してくれるので、ライティング(要約・英作文)の練習も続けやすくなります。
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